結婚や出産、育児。家庭と仕事を両立させながら働いている女性がイチバンには何人もいます。今回は、産休・育休を経験した野瀬さんと転勤のない店舗限定社員の速水さんに、女性の働きやすさについて対談してもらいました。
野瀬幾予さん
- 総務課 係長 2009年入社
- 専門分野の知識はもちろん、在職中に結婚・出産した経験を活かし、多くの社員から寄せられる様々な依頼や相談に素早く対応できる総務・人事のプロフェッショナルです。
速水和与さん
- アドバイザー 2015年入社
- 女性の社員登用を促進するために生まれた地域限定社員として採用。子育てをしながら働くママ目線で、現場の働き方改革を推進している経験豊富な社員です。
入社した経緯を聞かせてください。
野瀬幾予さん
- 私は中途採用なので、働きながら仕事を探すといった時間的余裕もなく、自宅から近くて、事務職を探して見つけたのが弊社でした。正直、私自身が遊技をしたことがなく、会社自体よく知らないまま応募したことを覚えています。
入社の決め手は、やはり面接の時の印象が強かったので、給与や待遇、福利厚生よりも会社の雰囲気や人柄に惹かれたということが決め手でした。私はどのようは人たちと働くのかを重要視していたので、他の会社にはない雰囲気を面接で感じられたので、入社を決めたことを覚えています。
速水和与さん
- 私はアルバイトからの社員登用となりましたが、初めの応募のきっかけは自宅から近く、子供を預ける幼稚園が近くにあり、土曜保育も利用し、子育てをしながら働くうえでベストな条件・環境だったので応募しました。
アルバイトからステップアップする時に、会社が女性の働き方改革を進める上で現場の様々な意見を吸い上げていたんです。そのモデルケースとして、人事異動がない店舗限定社員として雇用していただけたことが最大の決め手です。
ところで野瀬さん、入社する時に不安とかってありましたか？
野瀬幾予さん
- 入社は自分で決めたことなので、それに対しての不安はありませんでした。
それよりも入社後の業務に対して、責任のある仕事内容だったので自分でやり切れるのか、覚えられるのかという不安が大きかったですね。でもチェレンジするのみ！分からないことはすぐに聞いたり、メモをしたり、自分で理解するまで調べたり学んだりを繰り返して、次第に不安は解消された感じです。
速水和与さん
- 私の方は、アルバイトからの中途採用でしたので職務に関しては不安に思うことはなかったです。ただ、すんなりと社員の方々に店舗限定社員の働き方が受け入れられるのかなど、不安なことがありました。
その時、店舗まで人間関係課の方が質疑応答に来てくださり、その場で即答できなかったことに関してもしっかりと後日に回答くださり、不安なく入社できました。
仕事と家事の分担はどうされていますか？
野瀬幾予さん
- 家族は仕事をすることに対して理解してくれているので、とても協力的です。家事・子育ては主人と協力し合っていますし、母も協力してくれているので、私としてはとても恵まれた環境で感謝しています。
速水和与さん
- 私は、ここ1年、主人の勤務時間や公休が安定していて、主人も家事がすべてできるため、先に帰宅した方が食事を作り、後の方が片付けをしています。元料理人の主人は手際がいいので、私より調理が速いんですよ。だからいつも美味しくいただいています。娘も毎日、炊飯やお風呂掃除などを帰宅までにしてくれています。
だから、あまり分担を意識したことがないですね。時間があれば家事に対して協力的で、私にはもったいない旦那様です。
野瀬幾予さん
- うちの主人は、結婚したときに絶対料理はしないって宣言して結婚したらしいです。覚えていないんですけど・・・
でも子育てや掃除などの家事は、何も言わなくてもやってくれるので助かっています。
産休・育休の取得や、その後の仕事への復帰はスムーズでしたか？
速水和与さん
- 私は出産してから会社に入ったのでわからないんですが、野瀬さんは会社に入ってから出産されましたよね。まだまだ男性が多い会社ですけれど、周りのサポートなどはありましたか？
野瀬幾予さん
- もちろんありました。逆に気を使いすぎていただいて申し訳ないくらいでしたが・・・
会社の制度もきちんと整っているので問題なく産休も取得できますし、何かあれば身体のことを優先してくださいと言ってくださったのはとても有難かったですね。皆さん些細なことでも気にかけて声をかけていただけるので、不安なことはほとんどなかったです。
速水和与さん
- 育休も取得されて、その後、仕事へ復帰されたと思うのですが、その時はいかがでしたか？
野瀬幾予さん
- スムーズに復帰できました。産休・育休期間は私の仕事を他の方にお願いしていたこともあり、申し訳ない気持ちでいっぱいで。だから休み前と変わらない姿勢で業務にあたっていたら、逆に大丈夫？って、心配していただいたことを覚えています。
速水和与さん
- 産休や育休をとった経験が役に立っていることってありますか？
野瀬幾予さん
- 実際に店舗のパートナーさんより店舗管理者を通じて産休・育休の取得について相談されたり、実際に取得するにあたってのスケジュールやご本人からの不安点などを相談されたりすることはありましたね。
具体的に時系列にして復帰までのスケジュールをお伝えしたり、金銭的なことやご本人の疑問点を一緒に考えて解決することは、相手の復帰意欲を高めることができたり、安心へとつなげることができるので大事なことだと学びました。
子育てをしながら働きやすい環境でしょうか？
速水和与さん
- サービス業界に長く勤めているので、土日祝日の出勤の重要性、また出勤希望者が少なければ出勤することがあることを、家族は十分に理解してくれています。
子供が年少の時から勤めていますが、子供が小学校高学年になるまでは何回も土日祝日が休みの会社への転職を考えました。ただ私の性格上、仕事と子育ての両立を上手くこなすなら、土日祝出勤することで平日１日でも自分の自由な時間をとり、リフレッシュすることが最良との主人のアドバイスもあって今に至っています。
野瀬幾予さん
- 働きながらの子育ては予測不能なことも多く、急に子どもの具合が悪くなったりすることもしばしばあります。そういった時の休みや早退に関して、理解を示していただけるだけで働く側の気持ちとして変わってきます。
会社全体を見てもまだまだ働きながら子育てをする人は少ないですが、会社に一定の理解を示していただけて、サポートしていただけることは大変ありがたいと感じています。
速水和与さん
- 幼稚園以上に、小学校は学校行事・参観の多さもありますね。
特に運動会は雨天延期日も含めると3日間～4日間の休みの調整など、毎年本当に気苦労しました。そんな時に役立ったのが4日間のﾘﾌﾚｯｼｭ休暇です。
今年は子供の最終学年ということもあり運動会に合わせてﾘﾌﾚｯｼｭ休暇を使わせていただきました。雨天で1日延期になったんですが、そこに合わせて取ったので調整もうまく行きました。また、学校行事が重なり、公休が足りない場合でも有給休暇も取りやすい環境ですので助かっています。
どうすれば、もっと女性が働きやすい会社になるでしょうか？
速水和与さん
- 産休・育休・生理休暇なども有難いですが、制度的な充実よりも周りから子育てに対して理解していただけているのが有難いです。
特に、子供の体調不良による当日欠勤、子供の体調不良による早退、生理休暇など、子育てに関することや女性特有の欠勤については、しっかりとシフトカバーを行っていただけるので助かります。
社員同士で協力しあえる体制は取れていますからね。
さらに言うなら、ライフスタイルに合わせて働き方が選べるのが最大の魅力だと思います。女性は付き合う男性によっても左右されますし、結婚となると辞める選択が先に勝つかもしれません。けれど、キャリア社員、店舗限定社員などを選べる利点がイチバンにはありますので、その制度を最大限に活かして、もっと女性が活躍できる会社になればと思います。
野瀬幾予さん
- どんどんと働きやすい環境になっています。私が入社した当初とくらべると休みの回数が増えて、有給休暇も取得しやすい環境になったと思います。時代の流れに合わせて企業の考え方を柔軟に変化させて対応できる会社です。
まだまだ女性が少ない職場ですので、もっと女性が継続して仕事を続けられる環境づくり、復帰しやすい環境づくりを考えていかなければならないと思います。まだまだ改善の余地はあるので、現場の女性スタッフの意見を基に検討していただきたいですね。
